抜け毛、その悪夢の日々

ハゲた……暗がりで目覚め、荒い息をつく夜

あなたは悪夢を見ますか?

重苦しい思いで、冷や汗をびっしょりかいて、
暗い中で目覚め、ああよかった、夢か。
そういう経験は時々ありますよね。

僕の場合、悪夢は「抜け毛」でした。

ハラハラと抜け落ちる髪。
え、どうしてどうして?
なぜこんなに髪が落ちるの?

手で押さえたって止まらない。
怖さのあまりそこにしゃがみ込んでしまう。

何分かして頭に手をやると、つるつるっとした感触。
おそるおそる鏡をのぞき込み、つるっぱげになった自分を発見する。

ああああ、どうしよう。
禿げてしまった……。

そこで目が覚めます。

暗がりで荒い息をつきながら、夢でよかった。
思わず頭に手をやり、禿げてないことを確認する。

これが僕が見る悪夢の定番でした。

夢は現実の投影と言います。
つまり、その頃は抜け毛に悩まされていたんです。

20代の前半でした。

その頃までは、僕の髪は多すぎるくらいフサフサ。
前にも書きましたが「床屋泣かせ」の剛毛でした。
髪の量も密度もぎっしり。

でも、髪は抜けます。

20代なら抜け毛は1日に50本くらいが普通、と聞きます。
だから、あまり気にする必要はないと。

だけど、服の肩に何本か、浴室の排水溝に何本か、
ブラシにごそっと付いていたりすると、どうしても心配に。

新聞紙を広げ、その上で頭をかきむしって
何本落ちるかなんて実験をしたこともあります。

自然の抜け毛なのか、それとも禿げ始めている抜け毛なのか、
その時はどうにも判断が付きませんでした。
だって、まだまだ髪の量は多かったんですから。

大丈夫大丈夫、これは自然の抜け毛。
気にしすぎだよ、俺。
そう言い聞かせていました。

しかしそんな状態でも、抜け毛の悪夢を見たというのは、
近い将来への暗示というか予知夢だったのでしょうか。

ポジティブになった今、抜け毛はあるのか

さて、20代後半から徐々におでこが広がりはじめ、
30代でいよいよ「俺は禿げるぞ」と唇を噛む。
その頃の抜け毛は、やはりたいそうなものでした。

これは自然な抜け毛ではない。
やっと自覚したのです。

そして禿げ、悩み、暗く落ち込み、
ささいなきっかけでポジティブヘッドに目覚め、今に至るわけです。

ポジティブヘッドになった今、抜け毛はあるんだろうか?
あるとき、ふと疑問に思いました。

スキンヘッドもしくは2〜3mm程度の髪ですから、
毛が抜けたって全然わかりません。

でも、残っている髪はまだあるわけで、
ハゲが進行しているのならそいつらもどんどん抜け落ちているんですね。
理屈では、そうです。

すっぱりと短くしてしまっている状態では、抜け毛なんて気にもなりませんよ。

あんなに悩み、気にして、髪が抜けるくらい(笑)心配だった抜け毛。
今ではまったくストレスフリーです。

髪が抜けてツルピカになる夢も見なくなりました。
現実にツルピカですから。

ポジティブヘッドにして以来、悪夢の要素がひとつ減ったわけです。

だからと言って、悪夢を見ないというわけにはいきません。
その代わりに見る悪夢……なんだろうな。

毛根がすっかり無くなって、もう落ちる髪もないとか。
それはそれで手入れが楽になるので大歓迎なんですがね(笑)

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2014年6月12日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:ハゲ頭あるある

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