流行の「透け感」は、ハゲに酷!

後ろ姿

http://www.pal-blog.jp/ciaopanic-harajuku/643276

Ciaopanic

首下

http://item.rakuten.co.jp/curicolle/stf-too-1239/

キュリアス・コレクタブルズ

トレンディなシースルー

最近、女性ファッション誌なんかの見出しで「透け感」という言葉を目にします。

・夏は透け感のあるブラウスで
・透け感ガールの作り方
・ポイントはふんわり透け感
などなど。

ちなみに「すけかん」と読みます。
下が透けて見えるような薄い生地で作られた、女性のお洋服ですね。

透け感なブラウス

キュリアス・コレクタブルズ」より

透け感な後ろ姿

Ciaopanic」より

これ、昭和40年代の記憶がある我々世代では「スケスケルック」を思い出します。
いや〜、名前が昭和ですよね。スケスケ、ですよ。

まあそんなイヤらしい語感をぬぐい去った透け感の服。
(スケカンというのもちょっとイヤらしいとおじさんは感じてしまうけれど)
とても流行しているみたいです。

で、透けてしまう生地のわけですから、その下が実に気になる。
ブラウスの下に、何を着ているんだろうか。
まさか、何も着てないってことはないよね。
下着? それともキャミソールみたいなの?
ああ、こんな服の女の人が電車の前に立ったら、気になって居眠りもできない。
(これ、イヤらしい目つきで見てるわけではないですよ、たぶん……)

とまあ、おじさんたちの懊悩をよそに、彼女たちはお洒落を楽しんでいます。
中に着ているのは、外の生地と色をコーディネートさせたインナー。
見せ下着、とまでは行きませんが、お肌の面積も広いものを着てらっしゃる。

こうやって、ある程度見られることを意識したなりであれば、
見る方も(積極的じゃないですよ、たぶん……)、ここちよいドキドキを感じながら
チラチラと視線を送ることもできるんですね。

さて一方で、「透け感」を負の要素へ持って行ってしまう存在があります。
そう、それは「薄毛」です。

地肌をチラチラ見せても、ねえ……

 

薄くなってきてしまった男性は、髪の毛と地肌の割合がだんだん逆転していきます。
そうなると、髪の毛の隙間から地肌がどんどん見えだしてきます。

密度の薄くなった髪の毛が、薄い生地。
面積の広くなった地肌が、生地から透ける素肌。

うーん、なんだかあんまりいい絵ではありませんねえ。
直視できないというか、別の意味で。
(あまりじろじろ見る人もいないでしょうがね)

「あの課長、最近透け感入ってきてね?」
などと、若い部下たちが噂してるんじゃないかと、
疑心暗鬼に駆られてるんではないでしょうか。

薄くなってきたということを実感している人は、
とても背後が気になるものです。
後ろから、俺の薄くなった髪と頭皮が見られている、と。
後ろに立たれると、殺意さえ覚える。
まるで国際的なスナイパーのあの人みたいです。

僕が薄くなってきたのを気にし始めた頃、
まさにこんな心理状態でした。
今で言う透け感を恥ずかしく思い、いつも後ろをうかがい、
そのうち帽子をかぶり始めたのでした。

当時の僕はきっとおどおどした、小動物のような目をしていたのでしょう。
自信が持てず、人生の楽しみを無くしていた。
そんな心まで透け感で見通されるような状態でしたから、
モテるはずもありませんよね。

要らない薄物など、きれいさっぱり無くしてしまえ。
透け感の頭にさよならして、ヌードを晒そう。
頭皮を爽やかな風に当ててあげよう。

この夏、透け感ファッションを見るたびに、
僕はそうやって声を上げたくなります。

頭髪の透け感コンプレックスは、見せることで解消できるんです。
インナーを見せてオシャレ感を上げている透け感ファッションと、
「見せる」という共通点があるんですよね。

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ニットキャップな人々の謎

そのキャップの下は、頭髪か地肌か?

「ビーニー」という被りものがありますね。
頭にぴったりとした、主としてニット製のキャップです。
コットン素材のものもあり、夏でもよく見かけます。

結構前から登場していて、定着してるようです。
僕もいくつか愛用してます。

ハゲ隠しではないイスラムなニットキャップ

こちらはイスラム教の男性がよく被っているキャップ。
似たようなものをハゲ隠しに使ってる人もいます。

でも、通気性は割りといいものの、やはり蒸れるんですよね。
髪の毛のある人は、自毛がクッション代わりになって
それほどでもないのかな。よくわかりませんが。

これをずっと被り続けている人も結構多い。
「帽子」という主張をしないから、室内でも違和感がないのでしょうね。

こういったキャップが「ビーニー」と名乗って登場する前から、
似たようなものを被っている人々はいました。

………………

その昔、夕暮れ時の新宿の雑踏で、
どこかで見たことのある人とすれ違いました。
もう結構なおじさんで、飄々とした風体。
火灯し町にふらっと出かけていくといった様子。

あまり鋭敏な佇まいではないけれど、
そのまなざしは紙背を貫く。

あ、田中小実昌さんだ。
すれ違ってしばらくして思い出しました。

マスコミ登場も多いフランス文学者。
新宿の夜を語るとき、切っても切り離せない方。

そしてトレードマークは、頭に被ったニットキャップ。
それがあったから、「おっ」と思ったのです。

そしてその何年後、今度は池袋。
やはり雑踏を歩いていると、すぐそばに停まった
タクシーから降りてきた人がいました。

こちらはすぐに名前がわかって、「あ、松本零士さんだ」
と思わず独りごちてしまいました。

松本さんもマスコミ登場が多く、何と言っても「宇宙戦艦ヤマト」ですから、
田中のコミさんよりは世間一般に顔が知られていました。

でも、お顔よりもその頭に被っていた
黒っぽいニットキャップが先に眼に入ったのです。

田中コミさんもヤマトさんも、ニットキャップがトレードマーク。

僕は思いました。そのキャップの下にははたして髪の毛あるのか、
それともキャップを取るとすぐに地肌が現れるのか。

謎です。

いや、みんなは恐らくこう思っているでしょう。

「キャップの下はハゲだろう」

※これは僕の推測です。念のため。

キャップは頭の一部……なのか?

「眼鏡は顔の一部です」という眼鏡店の有名なキャッチフレーズがあります。
コマーシャルソングのメロディを思い出す人も多いでしょう。

田中コミさんや松本先生のキャップ姿は、
このフレーズを借りれば「キャップは頭の一部です」となるのでしょう。

眼鏡を外すと別人になるのと同じく、
すでにキャップ無しでは顔が成り立たなくなっている。

僕の知り合いにも何人か、ニットキャップ人がいます。
人前では絶対に脱がない人も2~3人いる。
「あのキャップの下には何があるのか……」
と周りの人々は思っているに違いないです。
(少なくとも僕は思ってます)

推論:その人は、高い確率で禿げている。

ベースボールキャップやハットなどだと、
ずっと被りっぱなしというわけには行きませんが、
さっきも言ったように「帽子感」が少ないのであまり違和感を感じない。

それをいいことに、ハゲを隠し続けていると理解しています。
(そうじゃなかったらごめんなさい、ニットキャップな人々)

でもね、これは形を変えた「カツラ」なんじゃないのかな。
お洒落アイテムのふりをして、実はハゲの事実を秘匿している。

ある意味、ヅラよりもしたたかです。

ヅラがばれたときは「ばれちゃった……」と落ち込みますが、
ニットキャップの下がハゲとわかったとしても、
「え、ファッションで被ってるだけだけど、何か?」と
開き直ることができるのです。

ヅラが漂わせている敗北感は、
ニットキャップによってファッションへと転化される。

ニットキャップを被ること自体は、ネガティブではない。
でも、それに上記のような機能を求めたときに、
あなたの心は後ろ向きになります。

室内では、帽子を取るのがジェントルマンの心得です。
未練たらしく被りっぱなしではなく、
不要になったら潔く脱ぎましょう。

キャップ、ハットの下から現れるポジティブ・ヘッドは、
何ものにも代え難いあなただけのアイコンなのです。

追記
田中コミさんはキャップ無しの写真もかなり残っています。
やっぱり後頭部までツルッとしています。
彼の場合は隠している、というわけではありませんでしたね。
申し訳ないです。

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2014年4月1日 | コメント/トラックバック(0) |

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ふりかけ式の髪の素?

これは秘薬か!? 薄い部分にサッとかけると髪が出現!

 

昔「アデランス」の広告を作っていたとここでお話ししました。
当時は、有名タレントを起用して「実は僕も」というカミングアウトによって
驚きとともに親しみ感を醸成するという戦略だったようです。

アクションスターだった藤巻潤さんや、若原一郎・若原瞳親娘なんかが出ていたと
記憶しています。若原一郎さんは、「おーい中村君」という往年のヒット曲のある歌手ですね。
蛇足ですが、この曲は氷川きよし君がカバーしてます。

新聞広告などのコピーを書くにあたり、ご本人の談話などの資料を読み込みました。
その中に、「以前は薄くなってきた部分の頭皮に黒い『チック』を塗って目立たないようにしていた」
という一文がありました。
(チックとは整髪料の一種で、ポマードを棒状に固めたようなシロモノです。今ではあまり見かけませんね)

髪のボリューム感と黒々さ加減がすごいですね。

ステージライトで熱せられて、溶けて垂れてきたなんていうこともあったとか。

唐突にこんなことを思い出したのは、あるTV-CMを見たからです。

「スーパーミリオンヘアー」という商品です。夜中の通販番組でご覧になった方も多いかも。

残っている髪に細かい髪の素を振りかけて、静電気によってしっかりとくっつけるという方式です。
増毛というかかさ上げというか、髪を盛るという感じですね。
お相撲さんの着ぐるみを着て身体を大きく見せる、みたいな。
昔からこの方式の増毛法はあったようで、TV-CMも何度か見かけています。

増毛の秘薬

ふりかけのように髪にかけ、髪を作り上げる増毛の秘薬
(ミリオンヘアーのサイトより)

でもま、これは残っている髪があってこその増毛法。
残り毛に結びつけるアートネイチャー社のマープ増毛法と同じですね。

だから、髪がなくなってしまったら使えない。
これを悲しいことととらえるか、こんな面倒くさいことは髪が残っててもイヤだい、
とポジティブにとらえるか。

僕の場合は、若原一郎さんの「黒いチック」を思い出してしまい、
「ここまでしなくても」という考えであることを確認できました。
チックの話を聞いた時の「涙ぐましさ」も漂ってきましたし。
涙は似合わぬ、ポジティブ・ヘッド。

さっぱりと頭を丸め、前を向いて新しい年を迎えようではありませんか。

ねっ。

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