BABYMETAL「新春キツネ祭@さいたまスーパーアリーナ」でのハゲ考察

おっさんが完全燃焼したライブ

2015年1月10日は、長い間生きてきた中で、
最もと言っていいくらい印象に残った日でした。

前回のエントリに書いた通り、
「BABYMETAL=ベビーメタル」のライブコンサートに行ったのです。

BABYMETALの3ショット。MOA,SU,YUI

右からMOAMETAL、SU-METAL、YUIMETAL.この3人の少女たちが、おっさんを涙させるわけですよ、ええ。

メタルマナーの中に可愛さが散りばめられている

どうです、かっこいいでしょ。メタルマナーの中にハートなんかをあしらうセンスが彼女たちの立ち位置を表しています。

念のため再度説明しておきますと、
「アイドルとヘヴィメタルの融合」をコンセプトに掲げた、
メタルダンスユニットが、ベビーメタルです。
ヴォーカルとダンスは3人の少女(中学生と高校生)、
バッキングバンドは超絶テクニックの4人のミュージシャン。

カワイイと激しいとかっこいいがまるで奇跡が起きたかのように
激烈に高いレベルで結晶し、中毒者を続出させています。
(本当に中毒性の高いアーティストです。1日に何時間聴いていることか)

で、どんな層が聴いているかというと、
アイドルファンは違和感がないとして
(いや、今までにないカタチのユニットですから、
違和感はあったかもしれませんね)
それまでアイドルには拒否感のあった人たちも、
相当なパーセンテージを占めています。

そして、年齢層が高いのも特徴。
若い頃ハードロックやメタルは聴いていたけれど、
もう離れてしまった人たちが、ベビーメタルをきっかけに
また激しい音楽の方へ戻ってきているのではないでしょうか。

40代は珍しくなく、50代以上も相当数いると聞きました。
いわゆるアイドルのライブではあまり見られない年齢構成でしょう。

必然的に「ハゲ・薄毛率」が高い結果となります。

これは、僕もライブへ行かなければならないのではないか。
そう思いました。

そして、ハゲ・薄毛率がどんなものなのかこの目で見なければならない。
ポジティブヘッドを提唱している男として、検証する義務がある。

そんなわけで、仕事以外で行くアイドルライブ、初体験。
しかも会場は2万人が入る「さいたまスーパーアリーナ」です。
これがソールドアウトになったわけですから、凄い。

駅改札からの人の流れ、物販を求めて会場のSSAを取りまく行列、
客入れのバックに流れるメタルナンバーの数々、
スタッフによる煽り……などなどに、否が応でも昂ぶります。

そして……

ライブレポートではないので、詳しくは略します。
が、今まで行ったどんなライブコンサートを凌駕した体験でした。
予習(?)の甲斐もあり、パフォーマンスとの一体感を存分に味わうこともできました。
(大声で合いの手を叫んだ時点で、いくら本人が否定しようが「ドルヲタ」認定です(笑))

1時間半をちょっと超えるくらいのライブ時間でしたが、
冒頭の「一生で最も印象に残った日」という感想は大げさではありません。

やはり、ハゲ率は高かった

ライブ会場のさいたまスーパーアリーナは、ご承知のようにとても広い。
入場してからスタンド席に着くまで、いろいろな人を見かけます。
アイドルファンとメタルファン、そしてどちらでもない感じの、
普通の音楽好きの人たちが同じ割合くらい。
小さな子ども連れや女性の姿もよく見ました。

そして、薄毛・ハゲの同輩も。

写真を見てください。
失礼にならないよう、後ろからさっと撮ってきました。

頭頂部が薄くなりかかっている人から、既に薄い人、スキンヘッドまでざっとみただけでこれだけいます。

頭頂部が薄くなりかかっている人から、既に薄い人、スキンヘッドまでざっとみただけでこれだけいます。

隣のブロックにも、すぐ近くにノリノリの薄毛氏。

隣のブロックにも、すぐ近くにノリノリの薄毛氏。

後ろから失礼します。この方もハゲスキン。光ってました。

後ろから失礼します。この方もハゲスキン。光ってました。

僕がいたスタンド席の、狭い範囲でこれだけの薄毛・ハゲのお客さんがいたのです。

この他にも、帽子をかぶっていてハゲが見えない人も、
相当数いたと思います。

いやあ、勇気づけられました。
ハゲが多いという噂はこの目で確かめられたし、
ハゲでも堂々とアイドルのライブに来てノリノリで騒げるし。
そして、音楽から元気づけられたし。

ところで、このベビメタのライブには、
スタンド席以外にも「モッシュッシュピット」というエリアがあります。
言ってみればアリーナの立ち見なんですが、
ここではその名の通り「モッシュ」が頻発します。

モッシュとは、メタル系のライブで見られる、
人と人のぶつかり合い。押しくらまんじゅうみたいなもんです。
円を作ってぐるぐる回る「サークルモッシュ」が多いのですが、
左右に分かれてせーのでぶつかり合う「ウォール・オブ・デス」という
恐ろしげなものまで発生します。

もみくちゃになるので、帽子や眼鏡を付けたままではあっという間に紛失します。

ここまで書くとおわかりの通り、当然「カツラ」もなくなります。
ヅラの方は、間違ってもモッシュに巻き込まれないよう細心の注意を払ってください。

あ、でも行きはヅラ着用、モッシュッシュに積極的に巻き込まれ、
帰りはさっぱりとスキンヘッドかハゲ坊主。

こんなカミングアウトの仕方もあるでしょうね。

落とし物として、カツラがいくつか届いてたりして。

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「ベースの神」の髪事情

アイドルのバックバンドは「神たち」

今、注目しているアイドルがいます。

もともとアイドルに夢中になることなく過ごしてきたのですが、
一応時代を飾ったアイドルたちは横目で見て、一般常識として知ってはいました。

年代的に、アイドル歌謡の伝統名称「三人娘」や「新三人娘」は知っています。
特に後者はリアルタイムでしたから。
え、誰を指すのかって? ああ、ご存じない方もいらっしゃるでしょうね。

前者は美空ひばり、江利チエミ、雪村いづみ。
後者は南沙織、小柳ルミ子、天知真理。
といった歌手の皆さんです。

あと「中三トリオ」ももちろんリアルタイムです。
その後キャンディーズが大ブレイクし、
ピンクレディが続き、70〜80年代のソロシンガー全盛期を経て、
おニャン子クラブ、モーニング娘。AKBといったグループアイドルへと
時代は移り変わってきました。

80年代までの歌番組全盛時はテレビでよく見ていました。
でも、これといってファンになったアイドルはいませんでした。

親衛隊と呼ばれるグループがだみ声を張り上げて合いの手を送っているのを、
ちょっと冷ややかな目で見ていたものです。

それが最近、とあるアイドルユニットに心奪われてしまったのです。
カミングアウトしてしまうと、BABYMETAL(ベビーメタル)です。
「アイドルとヘビーメタルの融合」を謳っています。

BABYMETAL

(photo from: https://www.facebook.com/BABYMETAL.jp)

(詳しいことを書き始めると何時間あっても足りませんので、端折ります)

まだそれほど全国的に知られているわけではありませんが、
その斬新なコンセプトと戦略、そして圧倒的な歌唱力とダンスで、
中毒性をたっぷりと湛えたユニットです。

まあなんせ中学三年生と高校生二年生(2015年1月現在)ですし、
とにかくカワイイので人によってはロリコン呼ばわりするかもしれません。
でも僕が夢中になったのはその音楽性なんだよぉ、と言うことにしています。

彼女たちは日本より海外で先に注目を集めたという経緯があり、
2014年はなんとワールドツアーまで行ってしまいました。

特徴的なのは、日本的なアイドル戦略(メディア露出と口パク)を排除して、
実力派のメタル・ミュージシャンをバックバンドに付けたこと。
海外のメタル・フェスにも出て行くのに、カラオケで許されるはずがありませんから。

これが大当たりして、「すげえ、こりゃホンモノだ」と海外のメタラーからも
大いなる支持を受けているわけです。

彼女たちのバックバンドは、売り方のストーリーから「神バンド」と呼ばれています。
神(彼女たちはキツネの神がメタル復権のために降臨させたというストーリー)によって
地上に遣わされた神業のように楽器を操るバンド……ということでしょう。

実際、演奏テクニックは超絶なものがあります。
中でも、ベース奏者は6弦ベースを自在に操るテクニシャン。
BOHさんという方です。本名は棒手大輔と言います。

彼は見事なスキンヘッドで、ステージではギミックとして
白塗りにしているんですが、これが目立つわけです。

ちょっと調べてみると、実はスキンヘッドにしたのは「ハゲたから」。
ハゲスキンだったんですね、BOHさんは。

神バンドではあるが、髪が無い。
ファンからは愛情を込めてそんなからかわれ方をしています。

ベーシストのポジティブヘッドさ加減

で、このBOHさん、神バンドとしてベビーメタルのステージでは顔も頭も
真っ白に塗って(おどろおどろしい模様も描かれて)いるのでよくわかりませんが、
素顔の写真を見るとまあスッキリツルツルな頭をしています。

BOH_babymetal

これは神メイク

確かまだ歳は30代だったと思います。
つまり「若ハゲ」となってしまったわけですね。

この棒手さん、なかなか人物としてもできた人のようです。
アメブロでオフィシャルブログを書いているのですが、
人柄を偲ばせる文章が随所に出てきます。
「六弦BASS道」
http://ameblo.jp/bassist-boh/

例えば、「BABYMETAL in NewYork & Londonの感想」というエントリ。
http://ameblo.jp/bassist-boh/entry-11951056343.html

集中力、精神力、気合、体力、根性、情熱のどれか一つでもかけていたら
出来ない事を3人のメンバーはやっているのです。
もう、僕は彼女たち3人を尊敬してやまないのです。
自分が中高生だったころは、こんなに頑張れてなかったなー…..とかいう、
くだらない事ではなく、アーティストとして、BABYMETALの3人に敬意を払っております。

というくだりが出てきます。
自分の半分くらいの年齢でしかない彼女たちを「さん」付けで呼んでます。
そして、純粋にアーティストとして尊敬しています。
(それだけベビーメタルの3人もプロとして凄いということです)

あと、ファンに対する感謝も。

皆さんの存在なくして、今の僕らはあり得ません。
(中略)
僕の住んでいる家も、乗っている車も、普段飲んでいるビールもw
ファンの皆さんがいるからこそヽ(゜▽、゜)ノ

とも書いています。
セッション・ミュージシャンとしての活動が長いから、
おのずと謙虚になっているのかもしれませんが、
それにしても性格のよさがにじみ出ていますよね。

そして、引用したブログエントリの最後に出てきた一言で、
僕はこの人がますます好きになりました。

ハゲは病気じゃない!30代の抜け毛に薄毛でお医者さんに相談するな!
ハゲたら剃れよ 隠さず剃れよ 剃ればわかるさ ありがとう(B・o・H)

もう思わず声に出して笑ってしまいましたよ。
嬉しくて。

若い世代でここまでオープンに、ポジティブに、
自分のハゲを語れる人はそういないと思います。

たぶん、自分自身をよくわかっているのではないでしょうか。
客観視できるというか。
ある意味、悟りを開いているのかもしれません。
だから、ベビーメタルの3人に対してもあれだけ謙虚になれる。

神バンドの中で、彼は要の存在だと思います。
ベースという役割もそうさせるのでしょうが、
その性格が逆にポジティブな求心力を帯びてきているんだな、と。

これは一種の「ギャップ萌え」とも言えるでしょう。

さて、そんなわけで、僕は彼のプレイを実際に聴きに行くことになりました。
1月20日、さいたまスーパーアリーナです。
ま、つまり、ベビーメタルのライブというわけです。
(推定2万枚のチケットがソールド・アウトしています)

実は観客のハゲ率が高い、というもっぱらの噂なんですよ。
年齢層が高いのが特徴だそうです、ベビーメタルのライブは。
メタル的な音楽を昔から聴いて来た層と、
僕のように免疫がなくはまってしまった層。
(もちろんアイドルファンも多いですが)

たぶん、彼女たちと同年代の男子はあまりいないと思います。
この魅力は、歳を重ねないとわからないのではないでしょうか。

では、さいたまから無事帰還したら(スタンド席ですが)、
ベビーメタルライブにおけるハゲ率のエントリでも書こうかと思います。

See you!

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