中国要人のキメキメフサ黒ヘア

あれ、なぜかみんな同じ髪型だ

実はかなり前から気になっていたんですが、
中国の議会(全国人民代表会議など)のニュースを見ていると、
政府指導者の皆さんが妙に若々しいんです。

どうしてかな、とよくよく目をこらすと、

ほとんどの人の髪が、黒々としています。
髪の毛の量も、とても多い。

中国最高指導部のフサフサ黒々ヘア

中国最高指導部のフサフサ黒々ヘア

皆さんお歳はそれなりに召していらっしゃる。

この地位まで登り詰めるのに、想像を絶するような戦いをしてきたに違いない。
そんな年齢もストレスもまったく感じさせない髪型なんですね。

これはやはり、髪の毛フサフサ黒々状態が持つ、ある種のパワーを表現しようとしている。
そう思えてきます。

それは若々しさとかエナジーといったものでしょう。
フサ黒はそれらのアイコンというわけです。

さっきも書きましたが、あの国でトップまで登り詰めたことへの自負と自信とを、
フサ黒の髪に象徴させているのでしょうね。

ここまで来たぞ、わしは。並大抵の道のりじゃなかったぞ。
いろいろ敵がいた。攻撃もされた。ピンチもあった。
だけど、そんな奴らはわしのパワーで蹴散らしてきた。
わしは強いんじゃ。ほれ、その証拠にこの髪を見よ。
黒いじゃろ。フサフサじゃろ。ハゲてなんかおらんぞ。
ハゲはほれ、もう生気もないし終わってるじゃろ。

てな感じで今まで来た道を振り返ったり、ご同輩と白酒(パイチュウ)を
啜ったりしているのではないでしょうか。

そして、その頂点に君臨しているのが習近平総書記です。

習近平さんの若々しい頭

習近平さんの若々しい頭

黒いですよね〜。

指導部のみなさんおそらく平均年齢60歳はオーバーしていると思います。
普通の60代の団体だと、ハゲ、白髪まじりの様相を呈するのでしょうが、
これはあまりにも不自然ですよね。

もうみんな同じ顔に見えちゃいます。

これは自毛かヅラか植毛か増毛か……

中国指導部におけるこのフサ黒は、だれから始まったのでしょうか。

昔、毛沢東さんはおでこが広かった記憶があります。
その後、周恩来さんは白髪というかグレーの髪だったような。
トウ小平さんもお歳なりのおでこの上がり方をしていたかな。

どうもやっぱりそれ以降の指導部のトレンドみたいですね。

中国の経済成長が顕著になった頃と、重なる気がします。
GDP世界2位の国を率いる人間なら、若々しくあらねばならぬ。
そんな思想がフサ黒現象を生んだのではないでしょうか。

でも、一線を退いてしまうと、フサ黒の維持にも熱心ではなくなるようです。
例えば朱鎔基さん。国家経済委員会局長や国務院副総理などを務めていた方。

引退後、公の場に出てくると、すっかりおじいさんになってしまっていました。

朱鎔基さんはフサ黒でしたが、今やこんな

朱鎔基さんはフサ黒でしたが、今やこんな頭

朱鎔基さんも、全盛期はフサ黒でした

朱鎔基さんも、全盛期はフサ黒でした

(出典:“Zhu Rongji 2001″ by Kremlin.ru. Licensed under CC 表示 3.0 via ウィキメディア・コモンズ )

では、フサ黒以外の人間が指導部にいないかというと、そうでもない。

胡春華さん。広東省委書記を務めている、ポスト習近平の呼び声が高い人。

若き指導者は今のところナチュラルヘア

若き指導者は今のところナチュラルヘア

1963年生まれですから、まだそれほど禿げ上がる歳ではないですよね。
(彼の年齢の時には僕は既にハゲてましたが……)

こんな、ナチュラルな髪でいられるわけですね。
写真を見る限りでは、好感度が高い人です。

でも、今はまだナチュラルな髪なんですが、
この方が最高指導者になったとしたら、どんな髪をしているのか。
とても興味があります。観察していきたいです。

思うんですけど、今の中国はまだ「若い」んだと思います。
4000年の歴史があろうとも、現代では急成長してきた途上国に過ぎない。
このイケイケ感をキープするためには、指導部も若くあらねば。

グイグイ行ってる今は、若さを売り物にしているべきでしょうが、
もっと成熟した社会になれば、それはちょっと変わってくるのでは。

中国において、ハゲがかっこいいとされる時代が来るのであれば、
成熟社会に移行してきたという目安かもしれません。
それが何十年後かはわかりませんが。

あの国にもポジティブヘッドが続出してくれれば、僕も嬉しいんですよ。

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あの県議の「その後」が気になる

過去の写真が続々と露出した号泣県議

このエントリの時点で(2014年8月4日)、
既に旬は過ぎてしまいましたが、 先月世の中(というか世界中)で注目された
「号泣元県議」のことです。

あの会見は世界中に拡散され、編集されて笑いものにされ、
僕たちの一時の娯楽として消費されました。
そして、彼を巡る様々な「知られざる事実」も掘り起こされました。

そのひとつが、「ヅラ疑惑」です。
(この『疑惑』という言葉については言いたいことがあるので、また稿を改めます。
でもここでは便宜的にそのまま使うことにしましょう)

高校時代の彼を知る人たちは口を揃えて、 あれは「ヅラ」と言っているそうですね。
以前勤めていた川西市役所では「現在の写真を見せられても誰かわからなかった」 という反応だったとか。

<ソース> 「禿同ニュース速報」

野々村議員の学生時代(?)写真  野々村議員のハゲ証拠写真

野々村氏、そう言えば分け目が不自然かも

(上の2画像は上記ブログより。下は日本テレビZEROより拝借)

そしてそのうち、「整形疑惑」も浮上しました。
「東スポ」の記事ですから、信憑性よりも娯楽性を優先していますけれど。
まあ、面白くて笑える(優越感を持って)スキャンダルに、 大衆は雷同してしまうわけですね。

だけどホントにどうでもいいです、ヅラなんて

以前、板東英二さんの「植毛費用」が必要経費にならなかった、
というエントリを書きました。

カツラは認められるが植毛はNGという税務署の見解で、
追徴金を納めるハメになったと、これまた涙の会見でしたね。

人前に出る職業の男たちは、ハゲを隠したがる。
これは昔から一般常識として浸透している心理というか常識です。

けれど、カミングアウトしたりハゲたら頭を丸める人が
とても増えてきたのは、何かが変化してきたのでしょうか。

自分のありのままを見せたい、それが受け取る方に「かっこいい」と思われる。
虚飾を廃して、本質を認める—— 僕は、いい風潮になってきたと思います。

そしてそこにプラスアルファがあれば、
さらにモテハゲ度は増していくでしょう。

自信や男らしさ、自分らしさ、そして意外性。
このブログでずっとご紹介してきたことばかりです。

ヅラ県議(あ、とうとうそう言っちゃった)も、
次に人前に出る時はすっぱりと頭を丸めているかもしれません。

しかしそれが禊ぎになるわけではないことを、僕たちはしっかり認識しておかねば。

思い出したのですが、 何年も前に建物の構造設計で不正を行ったA氏がいますね。
あの人、拘置所から護送される時はすっかりスキンヘッドでした。

「装飾品を身に付けてはいけない」という決まりがあったからだそうです。

しょせん、ヅラは虚飾そのものなのです。
虚飾はいつか滑り落ちる。

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ニットキャップな人々の謎

そのキャップの下は、頭髪か地肌か?

「ビーニー」という被りものがありますね。
頭にぴったりとした、主としてニット製のキャップです。
コットン素材のものもあり、夏でもよく見かけます。

結構前から登場していて、定着してるようです。
僕もいくつか愛用してます。

ハゲ隠しではないイスラムなニットキャップ

こちらはイスラム教の男性がよく被っているキャップ。
似たようなものをハゲ隠しに使ってる人もいます。

でも、通気性は割りといいものの、やはり蒸れるんですよね。
髪の毛のある人は、自毛がクッション代わりになって
それほどでもないのかな。よくわかりませんが。

これをずっと被り続けている人も結構多い。
「帽子」という主張をしないから、室内でも違和感がないのでしょうね。

こういったキャップが「ビーニー」と名乗って登場する前から、
似たようなものを被っている人々はいました。

………………

その昔、夕暮れ時の新宿の雑踏で、
どこかで見たことのある人とすれ違いました。
もう結構なおじさんで、飄々とした風体。
火灯し町にふらっと出かけていくといった様子。

あまり鋭敏な佇まいではないけれど、
そのまなざしは紙背を貫く。

あ、田中小実昌さんだ。
すれ違ってしばらくして思い出しました。

マスコミ登場も多いフランス文学者。
新宿の夜を語るとき、切っても切り離せない方。

そしてトレードマークは、頭に被ったニットキャップ。
それがあったから、「おっ」と思ったのです。

そしてその何年後、今度は池袋。
やはり雑踏を歩いていると、すぐそばに停まった
タクシーから降りてきた人がいました。

こちらはすぐに名前がわかって、「あ、松本零士さんだ」
と思わず独りごちてしまいました。

松本さんもマスコミ登場が多く、何と言っても「宇宙戦艦ヤマト」ですから、
田中のコミさんよりは世間一般に顔が知られていました。

でも、お顔よりもその頭に被っていた
黒っぽいニットキャップが先に眼に入ったのです。

田中コミさんもヤマトさんも、ニットキャップがトレードマーク。

僕は思いました。そのキャップの下にははたして髪の毛あるのか、
それともキャップを取るとすぐに地肌が現れるのか。

謎です。

いや、みんなは恐らくこう思っているでしょう。

「キャップの下はハゲだろう」

※これは僕の推測です。念のため。

キャップは頭の一部……なのか?

「眼鏡は顔の一部です」という眼鏡店の有名なキャッチフレーズがあります。
コマーシャルソングのメロディを思い出す人も多いでしょう。

田中コミさんや松本先生のキャップ姿は、
このフレーズを借りれば「キャップは頭の一部です」となるのでしょう。

眼鏡を外すと別人になるのと同じく、
すでにキャップ無しでは顔が成り立たなくなっている。

僕の知り合いにも何人か、ニットキャップ人がいます。
人前では絶対に脱がない人も2~3人いる。
「あのキャップの下には何があるのか……」
と周りの人々は思っているに違いないです。
(少なくとも僕は思ってます)

推論:その人は、高い確率で禿げている。

ベースボールキャップやハットなどだと、
ずっと被りっぱなしというわけには行きませんが、
さっきも言ったように「帽子感」が少ないのであまり違和感を感じない。

それをいいことに、ハゲを隠し続けていると理解しています。
(そうじゃなかったらごめんなさい、ニットキャップな人々)

でもね、これは形を変えた「カツラ」なんじゃないのかな。
お洒落アイテムのふりをして、実はハゲの事実を秘匿している。

ある意味、ヅラよりもしたたかです。

ヅラがばれたときは「ばれちゃった……」と落ち込みますが、
ニットキャップの下がハゲとわかったとしても、
「え、ファッションで被ってるだけだけど、何か?」と
開き直ることができるのです。

ヅラが漂わせている敗北感は、
ニットキャップによってファッションへと転化される。

ニットキャップを被ること自体は、ネガティブではない。
でも、それに上記のような機能を求めたときに、
あなたの心は後ろ向きになります。

室内では、帽子を取るのがジェントルマンの心得です。
未練たらしく被りっぱなしではなく、
不要になったら潔く脱ぎましょう。

キャップ、ハットの下から現れるポジティブ・ヘッドは、
何ものにも代え難いあなただけのアイコンなのです。

追記
田中コミさんはキャップ無しの写真もかなり残っています。
やっぱり後頭部までツルッとしています。
彼の場合は隠している、というわけではありませんでしたね。
申し訳ないです。

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2014年4月1日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:未分類

虚乳と虚毛

アフロヘアーのヅラ、カツラ

これくらいの洒落が利いてれば虚毛もOK

またも言葉遊びをしてみました

前回、「貧乳」に対する「貧毛」などという言葉を出してみました。
「貧乳」を「微乳」「ちっぱい」という言葉に置き換えられるなら、
「貧毛」はどんな言葉になるんだろう、などと言ってみたわけです。

うまい言い換えは浮かびませんね、まだ。

そうこうするうちに、「虚乳」という言葉を目にしました。

なるほど、「かさ上げのバスト」ですね。
パッドやら寄せて上げるやらで、
実際以上の見た目を作っているんだ。
(もしかしたら、シリコンを入れることも虚乳なのかもしれません)

それなら「虚毛」という言葉もあるよね、と
自分で考えて自分で納得してしまったのです。

「虚毛」――
これはもう、「カツラ」以外の何物でもありません。
あ、「振りかける黒髪」も入るかな。

実際、カツラは人毛で作られているので、
「虚」という字は当てはまらないかもしれませんが、
本当は毛がないのにあるように見せている段階で「虚」です。

「擬毛」という言葉もあるかるかもですね。

人工物をあてがい、実物以上に見せている。
虚乳も虚毛も擬毛も。

でも貧乳という言葉から来る健気さが、
虚乳には感じられません。

男女ともに虚勢を張るためのもの?

貧乳の女性が「あたし、おっぱいちっちゃいの……」と
何となくうつむき加減で恥ずかしそうに呟く様子を想像すると、
萌え~となる男性、けっこう多いのでは?

まあ、想像ですが……。

でも、かさ上げのバストを誇示する「虚乳女」には、
そんな健気さはありません。

「ほらほらどうよ、大きいでしょ。(偽物だけどさ)」
とやられると、なんかアバズレ(死語か?)度が高い気がします。

そんな女性って、いざかさ上げを外す段階に来たら、
どういう態度を取るんでしょうね。
お相手が「あれ?」と疑問を持つのが、
きっと怖くてしかたがないのかもしれない。

こういった場面に遭遇したことないからわかりませんが……

偽物は、いずればれる。
これは、「虚毛」も同じこと。

フサフサを装っているけれど、本当はハゲ。
「いざというとき」にヅラがずれないか、外れないか、
そして見破られないかが心配でならないのでは?

ニセの黒髪。
ニセの豊毛。

虚乳も虚毛も、「虚勢」という言葉に集約されます。
虚しい、実体がない、空虚。

虚勢を張った時点で、虚しさがついて回る運命にあります。
そんなの、イヤですよね。

やっぱり、あるがまま。
ポジティブにさらけ出す。

虚勢や虚飾は排除しましょう。
ポジティブ・ヘッドで行こうではありませんか!

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春は、ヘアチェンジの季節!?

Kくんの汗が不自然だった件

春は、新生活が始まる季節。
新しい会社や新しい部署、新しい学校など、
環境がガラッと変わった人も多いでしょう。

昔、アデランスの広告を作っていた頃、
クライアントからいただいた資料に、
「春はアデランスにするチャンス」
という内容のものがありました。

環境が変わるということは、
今までのあなたを知る人がいないということ。
だから、カツラを着けて行っても、
だれもあなたの髪型が変わったことがわからない。

というものです。

なるほど、と思いました。

ハゲからフサフサへ、ではなく、
はじめからフサフサの人、
という新スタートが切れるのです。

ある男のことを思い出します。

Kくんという、制作会社で営業マンをやっていた若者です。
年の頃は、30前後。
僕の勤めていた会社の担当でした。

そのKくんは、誰が見ても「ヅラ」だったのです。

当時の髪型はオールバック。
これ、生え際がくっきりと出てしまうから、
どう考えてもカツラでは難しい髪型です。

「生え際の魔術師」と謳っている製品もありましたが、
きっとバカ高いに違いない。

Kくんはまだ若いし(気の毒に……)、
お給料だってそれほどもらってなかったでしょう。

だから、そんな「魔術」がかけられる生え際を
手に入れることはできなかった。

つまり、バレバレ。

口の悪い同僚は「ニセの黒髪」などと
陰で呼んでいたものです。
とても穏やかで好人物でまじめなKくんに対して
失礼極まりないですよ、ええ。

ある夏の日、Kくんが営業に来ました。
「いやー暑いですねぇ」
額の汗をハンカチで拭います。

しかし、よく見ると、汗の流れ方が不自然。

生え際の「下」から汗が突然現れてくるのです。
頭にかいた汗が、カツラの裏を伝わって
額に流れ出てきたんでしょう。

生え際から突然現れる汗に、周りの視線と疑問が集まる

当時はまだ禿げていなかった僕ですが、
頭皮とカツラ間の温度上昇は察することができます。

見て見ぬ振りは、つらかった。
Kくんはもっとつらかったでしょうが……。

転職で、髪型が変わった

さて、そのKくん。
ある日「転職することになりました」
と挨拶に来ました。

聞くところによると、同じく制作会社の営業。
しかも、僕のいた会社をそのまま担当すると。

いわゆる「仕事を持って移る」というやつです。
転職者にとっての手みやげというか持参金。
なかなかやり手です。

退職を前に有給消化で休んでいたらしく、
僕たちの前に再び姿を現したのは、
挨拶から2か月近くしてからでした。

ええと、Kくん?

現れたKくんの髪型は、
オールバックから真ん中分けのサラサラヘアに
変貌を遂げていました。

「いやぁ、雰囲気変わったねえ……」
「んーと、爽やかになった感じ……」

口々にイメージチェンジに
触れはするものの、それ以上はつっこめない。

みんな、わかってたんですよ。
カツラを換えたってこと。

冒頭にも書いたとおり、
転職はカツラをかぶる絶好のチャンス。

誰もあなたを知らなかったから。

だけど、僕らはじゅうぶん知っている。
Kくん、君がカツラということをね。

だって、仕事先は変わらないんですから。

あ、でもでも。
Kくんはもしかすると、
僕らが気付いてないと思ってるのかもしれない。

だから髪型チェンジくらいの気持ちで
カツラを換えたのかな。

オールバックのカツラから真ん中分けカツラへつけかえたKくん

有給を取っている間に、
カツラメーカーで作ってもらっていたのか。

いずれにせよ、
職場が変わると気持ちも変えたくなるという
好例でございました。

もうずいぶん会ってないけれど、
今でもかぶっているのかな。

このブログを読んで、
ポジティブに変わってくれたらいいんですけど。

おーい!

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2013年4月16日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:育毛・増毛・発毛・カツラ

震災が浮き彫りにしたある出来事

ハゲのカミングアウトが増えた、という事実

あと一月ちょっとで、震災から2年が経ちます。
あのとき僕は横浜の事務所で仕事をしていました。
長く、強い揺れ。

iMacのモニターが下を向きました。
天井の照明が大きく揺れます。
でも元倉庫を改装した事務所ですから、頑丈なはず。
棚から酒瓶が落ちる音を背中で聞きながら、
他の人たちが集まっているテラスへ避難。

頭は、いちおうハンカチで覆いながら。
物が落ちてくると、髪のある人よりもダメージは深いですから。
そのくらいの考えは回りました。

続く余震の中では、自転車のヘルメットを被っていました。
さすがに笑われたけれど。

さて、テラスでざわざわと話しているとき、
一人が見せてくれたワンセグに写るニュース映像。
まるで洗濯機に入れたミニカーのように車が流されていくシーンでした。

信じられなかった。これが現実に起きていることか?
生まれて初めて見る津波。
今でも心の中に深く焼き付いています。

ついこの間、このブログの読者から、あることを聞きました。

「震災後、ハゲのカミングアウトが増えたらしい」

え、どうして?

そこで教えてもらったのが、「高砂ブログ」です。
高砂淳二さんというフォトグラファーが運営しています。
さすが、とってもキレイなデザインでいい写真が並んでいます。
じっくり見てしまいます。

で、その中のエントリーが、これ。
「震災の影にある、もう一つの被災」

ハゲのカミングアウトが増えたのは、
「カツラが流されてしまったから」なんだそうです。
石巻の漁師さんから聞いた話だとか。

これは複雑な気持ちですね。
家財が流されてしまった皆さんには、本当にお見舞い申し上げます。
ただ、カツラのない生活、そのままの頭で暮らしていくことは、
何ら問題はない。むしろ、気持ちがポジティブになるんじゃないか。
そう思っています。もちろん、被災地から離れた街に暮らす男の、勝手な想像ですが。

カツラ着用の皆さんは、「いつ脱ぐか」という気持ちを抱きながら暮らしている、と聞きました。
夏の暑いとき、内部はとても耐えられない温度に上昇します。
ずれてないかといつも気を揉み、分け目がばれやしないかと、
電車で上から見られるのを極端に恐れ……。

でも、ばれてます。既に。
気付かれてない思っているのは、きっと本人だけです。
カツラメーカーの方には悪いのですが、どうしたって不自然ですもの。
明らかにはならないけれど、「あれ、怪しいよね」という噂はすぐに立ちます。

でも、カミングアウトのタイミングが難しいんです。
転職を機会に、という人も多いそうです。
何か環境の変化をきっかけにするのがいい、と言われていますが、
今回の被災はその最たるものでしょう。強制的に、ではありますが……。

ブログをご覧いただくとおわかりの通り、高砂さんも様子のいいポジティブヘッドです。
だからよけい、共感をなさったんじゃないかと思います。

※ブログエントリーは高砂さんご本人の承諾を得てURLを掲載しました。

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あまりにも痛すぎる。ハゲをネタにするにも程がある

これをポジティブと呼ぶと、怒りを呼ぶぜ

ネットで見つけました。
「おかしいだろ…… 4ドルで買えるカツラが吹っ切れすぎな件」
ITメディアさんの記事です。

わざわざクリックして見る価値はないと思いますが、
どんな内容かというと……

わずか4ドルのカツラが売られている。
それはビニール製。空気を入れて膨らますと、横分けのような髪型のカツラとなる。
空気を吹き込むバルブが頭頂部にあり、固定するためにあごの下をゴムひもが通っている。
なんというか、ビニールの空気座布団を黒く塗って頭に載せたような感じ。
カツラというか単なる被り物。ジョークグッズだと思います。
パーティやなんかで禿げた人がかぶって、自虐ギャグをかますんでしょうね。

周囲をもバカにしているビニールカツラ

見るのもイヤだけど、さらしてしまおう。でも意外とパーティシーズンに売れたりして(笑)

だけどさ、これでどうやって笑えっていうの?
コントの小道具にでもしないと、見せられた方も反応に困るでしょうに。
会社の忘年会かなんかで、これかぶったハゲ上司に「お疲れちゃーん」とか言ってビールを注がれても、
「はあ」とあいまいに笑うか、「課長、いけてますね」と泥舟に乗り込むような蛮勇をふるうしかないでしょう。

自らのハゲをネタにするのも、ポジティブ・ヘッドの要件であります。
だけど、こんなに不完全で中途半端で質の低いギャグはいけません。

しかも、記事の書き方にも問題があります。
「これなら周囲も優しい態度で接してくれる」
「薄毛に悩む人は一度試してみては」
などという、ほとんど感情のこもらない書き方で綴っています。
ライターにしても、どう扱っていいかわからなかったんでしょう。
(だったらネタにするなよ)

一見面白そうに見えて、だんだん暗澹たる気分になってしまったのでした。

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リーゼントへの憧憬

時にはネガティブにもなる

禿げた頭のほとんどの人には絶対にできない髪型があります。
モヒカン、リーゼント、スポーツ刈り、アイビーカット。
モヒカンを除けばいずれも、「庇」が必要な髪型です。
前にも書きましたが、僕は髪を落とす前、最後の髪道楽としてリーゼントにしたかった。

中学時代、プロデビュー前のキャロルが出演した「リブ・ヤング」を見て、
衝撃を受けたわけですよ。
ギッタギタにポマード付けたリーゼント・ヘアに、革の上下を着てブーツ履いて。
でもって、「グッド・オールド・ロックンロール」演って。
司会の愛川欽也が「かっこいいですね~」なんて言うと、
ベースギターを弾いていたリーダーが「いや~」と照れたような表情で。
(あ、もちろんこのリーダーは矢沢さんです)
田舎の中学で坊主刈りを強制されていた少年は、高校に入ったらこのヘアスタイルにするぜ、と密かに思ったものです。

ま、実際そんな髪にして盛り場に行ったら5分以内に物陰に連れ込まれて
カツアゲされるような柄の悪い町でしたから、
現実を知るにつけリーゼントにする度胸なんて消え失せました。

紛れ込んだ高校は、真面目な生徒ばかり。
そんな環境に同調できない僕は、反抗心ばかりを内側に溜めて暮らしていました。
中途半端な「サイドバック」にしたりしてお茶を濁していたわけです。
半ツッパ。
かっこ悪いね。

時は過ぎ、いろんなことを見聞きして中年にさしかかりました。
俯瞰してみると「リーゼント文化」って、日本に確かに根付いているんですね。
暴走族全盛期、ローラー族が踊っていた時代、ビーバップな時代、
主人公たちはみんなリーゼントだった。
でもチーマーやギャング時代を経て、不良たちは一般青少年と同化するようになってしまった。
かつてのリーゼントが象徴していたワルの記号は、B系やストリートのスタイルへと移行してきた。
じゃあ、リーゼントが消えたかというと、立派に残ってるじゃありませんか。
ハマの番長・三浦大輔、高橋ジョージ、TOKIOの城島くん、氣志團……
リーゼントは、文化だ!

しかし、いくらそう主張しても、もうその髪型はできない。
どっかの社長のようにリーゼント・ヅラをかぶるしかないのです。
ああ、黒薔薇本舗のポマードでリーゼント決めて、
「ザ・マックショウ」のライブでツイスト踊りたい。

「最後の髪道楽」のとき、仕事のことはブッチしてリーゼントにしておけばよかった……。
いい歳になっても「半ツッパ」だったんです。

 

丹頂のチックでサイドだけ固めてみた

ムースやワックスなどまだなく、DEPも出現以前。ポマードかチックで固めるしかなかった。横ワケだから、あんまり不良っぽくはないですね。M字なんて思いもしない頃。

 

ギャグにしかならないけど、リーゼント

こんなのが1000円ちょっとで手に入る。日常的に使ってたら単なる変な人ですが。これかぶってザ・マックショウのライブ? ひじょーにKY。

 

 

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2012年8月21日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:ファッション

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