ニットキャップな人々の謎

そのキャップの下は、頭髪か地肌か?

「ビーニー」という被りものがありますね。
頭にぴったりとした、主としてニット製のキャップです。
コットン素材のものもあり、夏でもよく見かけます。

結構前から登場していて、定着してるようです。
僕もいくつか愛用してます。

ハゲ隠しではないイスラムなニットキャップ

こちらはイスラム教の男性がよく被っているキャップ。
似たようなものをハゲ隠しに使ってる人もいます。

でも、通気性は割りといいものの、やはり蒸れるんですよね。
髪の毛のある人は、自毛がクッション代わりになって
それほどでもないのかな。よくわかりませんが。

これをずっと被り続けている人も結構多い。
「帽子」という主張をしないから、室内でも違和感がないのでしょうね。

こういったキャップが「ビーニー」と名乗って登場する前から、
似たようなものを被っている人々はいました。

………………

その昔、夕暮れ時の新宿の雑踏で、
どこかで見たことのある人とすれ違いました。
もう結構なおじさんで、飄々とした風体。
火灯し町にふらっと出かけていくといった様子。

あまり鋭敏な佇まいではないけれど、
そのまなざしは紙背を貫く。

あ、田中小実昌さんだ。
すれ違ってしばらくして思い出しました。

マスコミ登場も多いフランス文学者。
新宿の夜を語るとき、切っても切り離せない方。

そしてトレードマークは、頭に被ったニットキャップ。
それがあったから、「おっ」と思ったのです。

そしてその何年後、今度は池袋。
やはり雑踏を歩いていると、すぐそばに停まった
タクシーから降りてきた人がいました。

こちらはすぐに名前がわかって、「あ、松本零士さんだ」
と思わず独りごちてしまいました。

松本さんもマスコミ登場が多く、何と言っても「宇宙戦艦ヤマト」ですから、
田中のコミさんよりは世間一般に顔が知られていました。

でも、お顔よりもその頭に被っていた
黒っぽいニットキャップが先に眼に入ったのです。

田中コミさんもヤマトさんも、ニットキャップがトレードマーク。

僕は思いました。そのキャップの下にははたして髪の毛あるのか、
それともキャップを取るとすぐに地肌が現れるのか。

謎です。

いや、みんなは恐らくこう思っているでしょう。

「キャップの下はハゲだろう」

※これは僕の推測です。念のため。

キャップは頭の一部……なのか?

「眼鏡は顔の一部です」という眼鏡店の有名なキャッチフレーズがあります。
コマーシャルソングのメロディを思い出す人も多いでしょう。

田中コミさんや松本先生のキャップ姿は、
このフレーズを借りれば「キャップは頭の一部です」となるのでしょう。

眼鏡を外すと別人になるのと同じく、
すでにキャップ無しでは顔が成り立たなくなっている。

僕の知り合いにも何人か、ニットキャップ人がいます。
人前では絶対に脱がない人も2~3人いる。
「あのキャップの下には何があるのか……」
と周りの人々は思っているに違いないです。
(少なくとも僕は思ってます)

推論:その人は、高い確率で禿げている。

ベースボールキャップやハットなどだと、
ずっと被りっぱなしというわけには行きませんが、
さっきも言ったように「帽子感」が少ないのであまり違和感を感じない。

それをいいことに、ハゲを隠し続けていると理解しています。
(そうじゃなかったらごめんなさい、ニットキャップな人々)

でもね、これは形を変えた「カツラ」なんじゃないのかな。
お洒落アイテムのふりをして、実はハゲの事実を秘匿している。

ある意味、ヅラよりもしたたかです。

ヅラがばれたときは「ばれちゃった……」と落ち込みますが、
ニットキャップの下がハゲとわかったとしても、
「え、ファッションで被ってるだけだけど、何か?」と
開き直ることができるのです。

ヅラが漂わせている敗北感は、
ニットキャップによってファッションへと転化される。

ニットキャップを被ること自体は、ネガティブではない。
でも、それに上記のような機能を求めたときに、
あなたの心は後ろ向きになります。

室内では、帽子を取るのがジェントルマンの心得です。
未練たらしく被りっぱなしではなく、
不要になったら潔く脱ぎましょう。

キャップ、ハットの下から現れるポジティブ・ヘッドは、
何ものにも代え難いあなただけのアイコンなのです。

追記
田中コミさんはキャップ無しの写真もかなり残っています。
やっぱり後頭部までツルッとしています。
彼の場合は隠している、というわけではありませんでしたね。
申し訳ないです。

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2014年4月1日 | コメント/トラックバック(0) |

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ハゲ頭むき出しがつらい季節、来たる

夏は何とか乗り切ったものの……

やはり2013年の夏もとっても暑かったです。
普通に猛暑日が続き、熱中症のニュースが流れない日はなかったほど。
エアコンをできるだけ使わずに節電を、などと考えていても、
やっぱり使わないと命に関わるから、しかたない。

それでも電力需要のピーク日にも、発電の限界は超えなかったといいますから、
どこかで誰かが節電してくれていたのか、そもそも原発が稼働していなくても
電力は足りていたのか、わかりませんね。

ま、屋内ならエアコンに助けてもらえるのでしょうが、
屋外に出たとき、何が守ってくれるのでしょうか、
とりわけ僕たちポジティブヘッドを。

以前、男性用の日傘が気になると書きました。
今度の夏は試してみようかな、とも。

すみません、今年は試せませんでした。

なぜかというと、「少し頭皮を日焼けさせたい」と思ったからです。
夏場に帽子をかぶっていると、直射日光からは守れるのですが、
蒸れと無縁というわけにはいきません。
ホントなら頭をむき出しにしていた方が、日陰では涼しい。

だけど、何となく青白い頭っていうのが不健康に思えてきたのです。
僕らが青春を送ってきたのは、「小麦色の肌」が一番偉かった時代。
もちろん、今は美白がそれに取って代わってますし、
紫外線の害もみんなの知るところとなりました。

ただ、生ッ白いよりは、少しは濃い色の方がいいかなと、
ある晩鏡を見ながら思ったのです。

ま、そんなわけで、この夏はできる限り帽子をかぶらず、
ちょっとの間だけなら太陽に「素頭」を晒してみました。

うん、いい色になりましたよ。
でも、髪がちょっと伸びてくると、白髪が目立つように
なってしまいましたが(笑)

日ざしガンガンのコーラルリーフ

紫外線がこんなに降り注ぐ海岸では、
さすがにハゲ頭は晒せません。

そして、木枯らしの季節が間もなく

夏の間で小麦色になった頭皮も、
新陳代謝によって色がだんだん元に戻ってきます。
おっと、海での日焼けみたいにペリッとはがれるわけではないですよ(笑)

徐々に、白くなってきます。
これが夏のように気になるかというと、実はそうでもない。

なぜかというと、そろそろ帽子をかぶるからです。
風が、だんだん冷たくなってきますからね。

だから、あまり頭の色が気にならないのです。

それに、夏の暑さには何とか耐えることはできたけれど、
僕には寒い頭が耐えられません。

髪を落として何年も経つのに、頭をむき出しにして
寒い季節を乗り切ることができないのです。

町を見回すと、冬でも無帽で頭をそのまま晒して歩いている人も
ちらほら発見できます。
これはいつも羨ましく思っているわけです。

冬にハゲ頭を晒してこそ、真のポジティブ・ヘッドではないかと。

木枯らし、北風、雪にも負けないハゲ頭。
その境地に行けるのはいつのことでしょうか。
外で無帽のまま過ごす時間を長くして鍛えるしかないのか。

もともと個人的に寒いのが大の苦手でありますので、
夏以上に忍耐力が必要なのかもしれません。
できるか、俺に?

それに、帽子というのはお洒落アイテムとして
特に秋冬には欠かせないもの。
夏用の帽子に比べ、バリエーションも豊富です。

頭を晒して凍えるよりも、お洒落に走った方がいい。

はい、そう決めました。
寒風で頭を鍛える根性はありません(苦笑)

ということで、この秋冬も素頭は晒さずに帽子でお洒落をするぞ、
の宣言をだらだらと遠回しに書いてみた次第です。

葉っぱが落ちてまるでハゲ頭のように寒々しい枝

見るからに寒々しい冬の木立。
やっぱり今考えるだけでも、頭がスースーしてきます。

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2013年10月29日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:ファッション

自転車とポジティブ・ヘッドは相性がいいのだ

自転車乗りにおけるハゲ事情

唐突ですが、「自転車ツーキン」という言葉をご存じでしょうか。
お聞きになったこともあると思います。

要するに、自転車で会社へ行くこと、なのです。
ただしその自転車は、ママチャリではなくスポーツバイク。

満員電車で苦しい思いをすることなく。
終電の時間も気にすることもなく。
朝晩の適度な有酸素運動で脂肪が燃焼するから、痩せるし健康になる。
クルマ通勤などと違い二酸化炭素は自分の吐く息だけだから、
地球温暖化を食い止めるのに役立つ。

いろんなメリットがあるんです。

実は僕も10年以上前から自転車ツーキニストなのです。
ラーメン好きのくせにそれほど太っていないのは、
自転車のおかげかな、と勝手に思っているわけで。

ま、それはどうでもいいんですけど、
この「自転車ツーキン」という言葉を作り、
自転車通勤を通して自転車の素晴らしさを広めたのは、
疋田智さんという人。

ご自身のサイトに掲示板を作ったり、自転車雑誌に連載を持ったり、
NPOの活動などで社会に発信したり、
ほんとうにいろいろな活動をなさっていて、頭が下がります。

頭といえばその疋田さん、スキンヘッドなんですね。

某巨大掲示板に「自転車ツーキンハゲ」なんて
書かれていたこともあります。
(ハゲたから剃っているのかどうかは、わかりません)

疋田さんのメルマガを購読しているんですが、
何年か前の猛暑の時に
「日射しが強すぎて、ヘルメットの穴の形に頭が日焼けしそうだ」
とお書きになっていました。

笑った笑った。

ご存じの通り、自転車用のヘルメットには、
通気をよくするためにエアインテーク穴がいっぱい開いています。

その穴の部分だけ日焼けしちゃうじゃないか、というわけですね。

ヘルメットと髪型の乱れ

自転車仲間と走りに行って途中で休憩したとき、
ヘルメットを脱いだあとの髪が、エアインテーク穴の部分だけ

逆立っているのを見たことがあります。

穴の中に髪の毛が入り込み、何十分も経つと
そのままの形にセットされてしまうんです。

そしてヘルメットを脱ぐと、パンク野郎みたいに(笑)

思わず、「すげえ髪型だな」と言ってしまいました。

これを防ぐには、頭にバンダナなどを巻けばいいんです。
自転車用のバンダナは伸縮性のある化繊でできていて、
汗をかいてもサラッとしています。

でも髪の毛のある人は、これを脱ぐと髪がペタッと寝てしまう。
シャワーでも浴びればいいんですが、なかなかそう都合よくは行きません。
ぺたんこの髪でしばらく過ごさねばならないこともあります。

それに比べると我々ポジティブ・ヘッドは、
いくらきつくバンダナを巻いたって影響なし。

バンダナがあれば、頭がエアインテーク穴の形に日焼けすることもありませんし。

汗をかいたって、そのへんの水道でザブッと流すこともカンタンです。
あとはタオルでさっと拭っておけばよい。

これからの暑い季節、便利なんですよー。

この間とあるサイクリングイベントで、
何人ものポジティブ・ヘッドな自転車乗りに会いました。

ヘルメットとバンダナを脱いで談笑している光景は、
何かの宗教のように見えたかもしれませんが(笑)

みんな、ハゲ坊主・ハゲスキンが
自転車と相性がいいことを身をもって知っているんです。

自転車仲間でもあり、ポジティブ・ヘッド仲間でもある。
いいですね~。

これからもさっぱりとした頭で、
風を切ってポジティブに走ることにいたしましょう。

穴の形の日焼けもバンダナを巻けば無問題

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2013年6月1日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:スポーツ ファッション

頭が寒い季節になりました

冬場の帽子、それは決してハゲ隠しではない

寒くなりました。
2012年は夏が暑かった反動でしょうか、冬になったとたんにグンと気温が下がりましたね。
コートやマフラーと並び、僕たちポジティブ・ヘッドには不可欠なアイテムがあります。
そう、それは帽子。

中には、頭をむき出しにしていても平気な人もいらっしゃると思いますが、僕にはできません。
髪型を今のようなハゲ坊主にする前から、冬には帽子が手放せませんでした。
まあ、ほっぺたと同じだと思って鍛えれば平気になるのかもしれませんが。

そんなわけで、知らず知らずのうちに帽子は結構たまってきました。
こういったのを毎日とっかえひっかえ、オケージョンに合わせてかぶっているわけです。


まずはハンチング。個人的には登場率が一番高い帽子です


ワッチキャップ。昔、アウトドア用のキャップといえばこれ


BUFF(バフ)は、伸縮性のある生地で作られた筒型のアイテム。ネックウォーマーにもなるし、
こうやって帽子にもなる。変幻自在のスポーツ用


スポーツ用といえばこれも定番。ナイキの他にもいくつか持っています


ウール素材のビーニー。耳まで覆えるので、とにかく暖かい。コットン素材のもあります


ウールのハット。カジュアルにもジャケットスタイルにも合わせちゃいます


Raphaのサイクリングキャップ。これは季節を問いませんね


以前スキー用に買ったニット帽。頭のポンポンが可愛すぎる(笑)

ここでは出さなかったけれど、ジャケットに合わせてウール素材のソフト帽なんかもかぶります。

ただまあ、暖房が行き渡っている室内や電車の中だと、当然ながら汗をかきます。
帽子も汚れるんですよね。
それもあって今年の冬は、我慢できる場所では頭を出してみようかと思っています。
帽子が決してハゲ隠しではないということを証明するためにも。

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2012年12月6日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:ファッション

「帽子の人」になってみよう

男を上げるアイテムである

さて、ロン毛にし始めると、今まで髪で隠れてきた(あるいは隠れてると思い込んできた)広いおでこが露出します。
まだ当時はさらけ出す覚悟ができていなかったので、それはかなり気になることでした。
よし、帽子だ。
頭を隠すことができるし、ロン毛にキャップなんて、まさにハーレー乗りみたいじゃないか。

ということでベースボールキャップを愛用し始めました。
ロン毛にキャップ、ネルシャツにブーツカットのジーンズ。
足元はエンジニア・ブーツやウェスタン・ブーツ。
サングラスはレイバンのバイカー風。
日系アメリカ人労働者ってな感じです。

もう「志村けん」とは言わせねー。
もちろん、仕事中や得意先との打合せでは脱ぎますがね。

帽子をかぶるようになると、イメージは一変しました。
ちょっととんがった感が付加されたのです。
広告制作という職業柄、それはプラスに働いたのですね。

でもこのときはまだ「隠す」ことを念頭に置いてキャップをかぶり始めました。
クロニクルとしては、ハゲが進行して「もういいや」というところまでは来ていません。
それはまた稿を改めます。
帽子の効用についてのお話に絞りましょう。

すでにポジティブ・ヘッドへの決意をされている方、
あるいは実践なさっている方にとっては、隠すなんてちゃんちゃらおかしい。
お洒落アイテムの一つとして、捉えているはずです。

ベースボールキャップを勤務中にかぶることができるという職業は限られていると思います。
(そっちの方が多いでしょうね)
であるなら、ハンチングやソフト帽なんかがおすすめです。
むしろ、この方が出番が多いと思いますし、堅い職場でも違和感はないでしょう。

スーツやジャケットにハンチングやソフト帽をかぶる。
これは実にトラディショナルです。
最近でこそ、若い世代がくだけた服にソフト帽をかぶったりなんかしてますけれど、
本物の大人がキチンとした服と合わせると、もう格が違います。

ハンチングは万能選手です

ちょっとくたびれた顔をしていますが、出張の帰りを自分で撮ってみました。
お得意様と一緒だったのでネクタイをしています。
もうちょっとハンチングの全体が見えればいいですね。
自分の写真ですみません。「紳士」って感じじゃないんでもっとすみません(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昔(昭和30年代)に比べて男は帽子をかぶらなくなった、と言われています。
たしかに、当時の写真を見ると着帽している男性の割合は大変多い。
紳士にとって帽子は必須アイテムでした。

その紳士を創り上げるアイテムを、私たちポジティブ・ヘッダーが取り戻すときが来ました。
積極的に帽子をかぶりましょう。
そして、室内ではエチケットに従って脱ぐ。
初めて会う人は一瞬「えっ」と思うかもしれません。
でも、服のテイストと相まれば、何の違和感も感じないでしょう。
むしろ、古き佳き時代の空気がそこに再現されることに驚きを示すかもしれません。

黒いソフト帽と黒縁眼鏡でちょいと個性を

カジュアルなスウェットパーカと合わせています。
本当はスーツに合わせるともっと「紳士」となるはず。
自分の写真ですみません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紳士の復権は、ポジティブ・ヘッドから。
薄っぺらなファッションピープルは、もう脱帽です。

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2012年8月11日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:ファッション

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