今こそ、デキハゲ!

ハゲは仕事もできることを、見せてやろう

ある晩、自宅の近くで絡まれました。
僕の住んでるマンションのゴミ置き場から、粗大ゴミを持ち出そうとして、
それを僕が咎めたことで口論になったのです。
そいつは肉体を使う仕事をしているらしくガタイがよく、ケンカ好きのようです。

ただ、ゴミ泥棒だけあってIQはミジンコくらいしかないようでしたが。

この手合いはまず、言葉で脅してきます。
僕のわかりやすい特徴である「ハゲ」を、やはり多用してきました。
黙ってうつむいている僕に向かって、「このハゲ」を何度繰り返したでしょうか。

しかし僕はその頃、もう「ハゲ」への耐性はできていました。
マインドセットが完了していたのです。

いい加減面倒くさくなったので、そいつに向かって顔を上げました。
眉根を寄せ、下から舐めるように視線を送り、三白眼で。
つまり、「ガンを付けた」わけですね。

それまでからかい半分でハゲハゲ言っていたミジンコの口調と顔色が変わりました。
「な、や、やんのかよ!」
臨戦態勢に入ったようです。僕は低い声で言いました。
「だったらどうなんだ、え?」
一色触発。

しかし、通りがかった人に止められて肉体のコンタクトには発展しませんでした。
よかったのか悪かったのか……。

何が言いたいかというと、ハゲ坊主やハゲスキンは、
好むと好まざるに関わらず、「凄味」を醸し出すことができるのです。
つまり、強面になれるんです。

ハゲ坊主、ハゲスキンという髪型には、その筋の人々もよくしています。
見る人のDNA、特にミジンコのような人種にとっては、特にそれが刷り込まれています。
「こいつ、手強いかもしれない」
そういう連想をさせるのに、ハゲ坊主・ハゲスキンはうってつけです。

強面とのギャップを活用しよう

そうは言っても、臨戦態勢にいつもいなければならない職業って、自衛官とかヤクザとかでしょう。
ふだんは、ごく普通に法規を守って生活している人がほとんどです。
もちろん、僕もそう(笑)

日常生活におけるハゲの効用、ひいては仕事を成功に結びつけるための
ハゲ頭の使い方を考えてみましょう。

そのひとつに、先ほど挙げた「強面」があります。
いや別に、強面な顔で仕事に臨み、相手を脅して成果を得ようなんてことじゃありません。
それは、犯罪です。

強面の外見と、本当のあなたとのギャップを強調するテクニックです。

仕事の得意先が「怖そうな人が来たなぁ」と内心思っているところに、
思いっきりいい笑顔を見せてみましょう。

「あれ、外見とはうらはらに、いい人かもしれない」――そんな心理が芽生えます。
これでひとつ、アドバンテージを取りました。
相手の記憶にも、あなたのハゲ坊主頭が刻み込まれたでしょう。

そして、何度か顔を合わせて馴染んだら、自分のハゲ頭を自らネタにします。
「風邪が流行ってますよねぇ。僕は頭から風邪ひくんですよ」
「この間直射日光で、帽子のメッシュの模様に頭が日焼けしちゃいましたよ」
なんて、ハゲネタのジョークなどを並べてみましょう。

あなたの頭への気遣いが、そこで消えます。
髪の悩みだって、先輩として聞いてあげられます。

ハゲは、天から授かった差別化の財産

禿げている人間の、一番の外見的特徴は、やはりハゲ頭です。
帽子も何もかぶっていない状態で、まず視線が行くのは、頭でしょう。

人間の脳は、他と変わった対象物を優先的に記憶します。
僕たちの頭は、人に憶えてもらえやすいんです。
他とは違うことを、「差別化」って言いますよね。

この言葉は、マーケティングや広告の世界では大変重要です。
競合製品の中で抜きん出るためには、他と違うセリングポイントを
持っていなければなりませんから。

僕たちは、すでに頭でそれができています。
自分で望むことはなかったけれど、こうなったらハゲという状態を、
天から与えられた財産として活用しようではありませんか。
大いなるギフト(贈り物、才能)なのです。

仕事は、もちろん真剣に、一生懸命やりましょう。
そして、スキルを磨くと同時に頭も磨く。外面も、内面も。
外観がキチンとしていれば、中身もそれに引っぱられるんです。

なりましょう、デキハゲに。
絶対に、できます。

2013年2月12日

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