同窓会での頭髪リサーチ

頭が気になる年頃のハゲッぷり

40になったばかりの頃、高校時代の同窓会がありました。
学年全体でやるのは、おそらく初めて。
卒業以来25年経っていましたから、四半世紀ぶりに再会した人もいるわけです。

その頃僕は、まだポジティブ・ヘッドにする以前。
丸めるかどうか逡巡していました。
季節は正月。寒いのをいいことに、ニットキャップをかぶって出かけました。

何度か会っていた同級生の顔は、もちろんわかります。
でも卒業以来初、という人はもう全然わからなくなっていて。
「誰だっけ」と思いながら胸の名札を見て、「ええ!」と驚いたりね。
それは向こうも同じで、お互いに驚いた顔で指さし合うなんてシーンを繰り返していました。

社会の中堅と呼ばれる年代で、それぞれ責任もあるでしょう。
家族の存在もずっしりとのしかかっているでしょう。
だから、ストレスも相当なもの。
つまり、それが頭髪にも影響を与えているのだろう。

会場で、僕はニットキャップをかぶったままみんなの頭を観察していました。
もちろん、まだまだふさふさの連中も多い。
半白髪になっているけれど、生え際も若干後退しているけれど、
しっかりと髪は残っているという羨ましい連中。
だけど、半分近くの男たちはそれなりに悩みを持っているような頭でした。

いいぞいいぞ。
僕は、人の悩みが蜜のように思えていたのです。
お前らも悩んでいるだろう。もっと悩め。
俺のようにな……。

同類であるがゆえのひねくれた共感。
やな心理ですね。

でも、だんだん気が楽になっていきました。
自分一人じゃないんだよ、ね。
それなりに禿げたり薄くなったりしている連中の、ありのままを見た気になりました。

自然で行こう。このままでいいじゃんか。

同窓会後半、僕はいつしかニットキャップを脱いでいたのです。
ポジティブ・ヘッドへつながった、忘れがたい夜でした。

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

タグ


トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

このページの先頭へ